シマウマが何頭も並んでいると、みんな同じ服を着ているように見えますね。けれど、しま模様をそのまま別の一頭に重ねられるわけではありません。

シマウマのしま模様は、一頭ずつ違います。人の指紋のように、それぞれに固有のパターンがあるのです。

白と黒でも、線の形はそれぞれ

サンディエゴ動物園は、一頭ごとに違うしま模様が、研究者が個体を識別する助けになると説明しています。

遠くから見ると白黒のまとまりでも、線の曲がり方や枝分かれ、つながり方に目を向けると、違いを探せます。「シマウマらしさ」をつくる模様が、その一頭らしさも示しているのですね。

写真で見比べると、気づきやすい

スミソニアンの教材には、動物園で暮らす三頭の写真を使い、模様を見比べて誰なのかを当てるページがあります。

印象だけで比べるより、顔なら顔、首なら首と、同じ場所を見るのがコツです。似た向きの写真を並べると、一本の線が分かれる場所などが、小さな目印になります。

種類による違いもある

シマウマには、グレビーシマウマ、サバンナシマウマ、ヤマシマウマという三つの種がいます。種によっても、しまの細さや体の各部分の模様に違いがあります。

動物園では、まず案内板で種類を確かめ、それから同じ種類の二頭を見比べてみてください。おそろいに見えたしま模様が、一頭ずつ違う装いに見えてくるはずです。

シマウマのしま模様は、一頭ごとの目印。同じ白黒でも、線のパターンはそれぞれ違います。