木の上を歩くレッサーパンダ。その後ろで揺れる長いしっぽは、ふさふさで、立派な飾りのように見えます。

でも、しっぽは木の上でバランスを助け、寒いときには体を覆う役にも立ちます。一本で、二つの仕事をしているのです。

木の上を歩くときの、バランスの助っ人

レッサーパンダは、木の上で過ごすことの多い動物です。枝の上を移動するとき、長いしっぽが体のバランスをとるのに役立ちます。

サンディエゴ動物園も、木に登る爪と、バランスを助けるしっぽを紹介しています。細い枝を進む場面では、足先と一緒にしっぽの向きも見てみると面白そうです。

丸くなると、しっぽが毛布のように

休むときには、体を丸め、長いしっぽで顔を覆う姿も見られます。サンディエゴ動物園は、木のうろなどでそうした姿が見られると説明しています。

スミソニアン国立動物園も、長く毛の多いしっぽが、厳しい寒さや風から体を守るのに役立つと紹介しています。ふさふさには、暖かさにつながる意味もあるのですね。

歩いているときと、休むときを見比べよう

同じしっぽでも、伸ばして歩いているときと、体のそばに巻いて休むときでは、見え方が変わります。いつも同じ形で体を覆っているわけではありません。

動物園や映像でレッサーパンダに出会ったら、顔だけでなくしっぽの置き方にも注目してみてください。歩く姿と丸まる姿が、暮らしを支える二つの工夫としてつながります。

レッサーパンダのしっぽは、木の上ではバランスの助っ人。寒いときには、毛布のように体を守る役にも立ちます。