丸い顔とひげ、ひれのような足。水族館で見かけるアザラシとアシカは、ぱっと見るとよく似ています。

見分けるヒントのひとつは、アシカには外から見える小さな耳の出っ張りがあり、アザラシにはそれがないことです。

アザラシにも、耳の穴はある

アザラシの頭の横には、耳の穴があります。ただし、人や犬のように外へ出た耳たぶ状の部分はありません。

「外に耳が出ていない」ことと、「耳がない」ことは違います。米国海洋大気庁(NOAA)の解説でも、アザラシには耳の穴があり、外側の耳のひだはないと紹介されています。

アシカには、小さな出っ張り

一方、アシカの仲間には、頭の横に耳の出っ張りがあります。カリフォルニアアシカなどの姿では、目の後ろの小さな部分が手がかりになります。

ただ、向きやぬれた毛の状態によって見えにくいこともあります。耳の形だけを一瞬見て、すぐ決めつける必要はありません。

陸上での動き方にも、違い

アザラシは陸上では、おなかを使って体を進めます。アシカは前のひれと、体の下へ向けられる後ろのひれを使って、歩くように移動します。

どちらも水の中では器用に泳ぎますが、外へ出ると違いが見えます。次に水族館へ行ったら、案内板で名前を確かめながら、耳と陸上の動きを見比べてみてください。

アシカには外に出た小さな耳があり、アザラシには耳の穴だけ。陸上の動き方も、見分ける手がかりです。