お母さんのおなかの袋から、ひょっこり顔を出すカンガルーの赤ちゃん。あの袋の中で生まれて、そのまま大きくなるのでしょうか。
実は、赤ちゃんは袋の外で生まれ、自分で袋まで移動します。袋は、生まれたあとに育つ場所なのです。
生まれたばかりは、とても小さい
オーストラリア博物館は、アカカンガルーの生まれたばかりの赤ちゃんを、ジェリービーンほどの大きさと紹介しています。袋から顔を出す姿より、ずっと小さな段階です。
大人のカンガルーの大きさを思うと、驚きますね。初めから小さな大人のような姿なのではなく、まだ十分に発達していない状態で生まれます。
小さな前脚で、袋へ向かう
同博物館の有袋類の解説によると、生まれたばかりでも前脚は発達しており、袋へ移るために使われます。
袋にたどり着くと、赤ちゃんは中にある乳首からミルクを飲み、成長していきます。お母さんの袋は、外から守られながら育つ場所でもあるのですね。
顔を出すころには、成長の途中
袋から頭や足が見える姿は、生まれた直後の姿ではありません。袋の中で育ってきた、少し大きな赤ちゃんを見ているのです。
次に動物園や映像でその姿に出会ったら、「ここまで来る前に、小さな体で袋への旅をしたんだ」と思い出してみてください。おなじみの親子の姿に、それまで知らなかった成長の時間が見えてきます。
カンガルーの赤ちゃんは、袋の外で生まれて袋へ移ります。そこでミルクを飲みながら大きくなります。



