ウサギが草を食べるとき、口を細かく動かして、いつまでももぐもぐしているように見えます。その口の中には、ちょっと意外な歯があります。
ウサギの歯は、生涯にわたって伸び続けます。食べるときにすり減りながら、伸びることも続いているのです。
目立つ前歯だけではない
ウサギの歯といえば、口の前にある二本の大きな歯を思い浮かべますね。けれど、伸び続けるのは、見えやすい前歯だけではありません。
オーストラリアの動物福祉団体RSPCAは、前歯に加えて、口の奥で食べ物をすりつぶす歯も伸び続けると説明しています。小さな口の中には、食べるための道具がそろっています。
草をかむ動きで、歯もすり減る
野生のウサギは、草などの植物を食べて過ごします。かむ動作を繰り返すと、歯がすり減っていきます。
英国RSPCAの解説では、草や牧草を食べるときのかむ動きが、伸び続ける歯を適切な長さや形に保つうえで役立つと紹介されています。歯は、伸びる一方ではなく、使われてもいるのですね。
もぐもぐしている姿を見てみよう
かわいい口の動きは、食べ物を細かくする動きでもあります。前歯で取り込み、奥の歯でかむという仕事を、小さな口で進めています。
次にウサギが食べる姿を見るときは、口の動きにも注目してみてください。見た目だけではわからない「伸びる・すり減る」の組み合わせを知ると、いつものもぐもぐが少し違って見えます。
ウサギの歯は、前歯も奥の歯も伸び続けます。かむときのすり減りが、その歯の形や長さに関わっています。



