お店で、すっと出てくるレシート。黒い文字を見ると、プリンターのインクで印刷していると思いますね。

でも、感熱紙を使う方式では、インクを紙にのせるのではなく、熱で紙の表面を発色させて文字をつくります。

色が出る材料を、紙に塗っておく

感熱紙とは、熱で色が出る特殊な材料を、表面に塗った紙です。王子ホールディングスの説明では、その塗工層が熱で反応して発色すると紹介されています。

まっ白に見える紙にも、文字を出すための材料が、あらかじめ用意されているのです。普通のコピー用紙とは、表面のしくみが違います。

温める場所を選んで、文字にする

印刷するときは、必要なところに熱を加えます。色が出る部分と出ない部分を組み合わせることで、文字や数字、バーコードの形になります。

この方式では、紙の上へ印字用のインクを補充する必要がありません。日本製紙も、感熱紙の特徴として、インク補充がいらないことを挙げています。

すべてのレシートが、同じ方式ではない

感熱紙は、買い物のレシートのほか、ラベルや利用明細などにも使われます。ただし、見かけるすべてのレシートや印刷物が感熱式とは限りません。

紙の印刷といっても、色をのせる方法だけではないのですね。次にレシートを受け取ったら、「紙の側にも、文字を出す工夫があるかもしれない」と思い出してみてください。

感熱紙のレシートは、熱で紙の表面を発色させて印字します。紙にあらかじめ塗られた材料が働きます。