植木鉢の下や落ち葉の近くで見つかる、ダンゴムシ。アリやカブトムシと同じ「昆虫」の仲間だと思っていませんか。

実は、ダンゴムシは昆虫ではなく、カニやエビなどと同じ甲殻類です。陸を歩く小さな生きものにも、意外な仲間関係があります。

昆虫と甲殻類は、違うグループ

「虫」という言葉は、いろいろな小動物に使われます。一方、「昆虫」は、生きものを分類するときの、決まったグループの名前です。

ミネソタ大学の解説では、ダンゴムシやワラジムシなどの仲間は、陸で暮らす甲殻類として紹介されています。カニとそっくりに見えなくても、同じ大きなグループに入るのですね。

脚の数にも、違いがある

昆虫の成虫の脚は、基本的に6本です。これに対して、ダンゴムシの十分に育った個体には、7対、合計14本の歩く脚があります。

背中からは見えにくいですが、たくさんの脚を動かして進んでいます。「小さくて脚があるから、みんな昆虫」とは言えないことが、脚の数からも分かります。

落ち葉のそばにも、役割がある

この仲間は、しめった落ち葉や木の下などで見られ、枯れた植物などを食べます。有機物を分解し、土へ栄養が戻る流れにも関わっています。

公園で出会ったら、どんな場所を歩き、何のそばにいるかにも注目してみましょう。小さな丸い姿を知っていても、分類や暮らしまで見てみると、新しい発見があります。すべての小さな「虫」が昆虫とは限らないのです。

ダンゴムシは、カニやエビと同じ甲殻類の仲間です。十分に育った個体の歩く脚は、昆虫の6本とは違い14本あります。