草むらの上を、ぽっ、ぽっと小さな光が動きます。夏の夜に出会うホタルは、どうして自分で光るのでしょう。
光を使うホタルの成虫では、相手を見つけ、やりとりするための合図として発光します。きれいな光には、暮らしの中での意味があるのです。
体の中の反応で、光が生まれる
ホタルの光は、小さな電球が入っているからではありません。おなかの発光器の中で起こる、化学反応によって生まれます。
米国国立公園局の解説では、ルシフェリンという物質やルシフェラーゼという酵素に、酸素などが関わって光が生じると紹介されています。生きものが自ら光を生む現象を「生物発光」と呼びます。
光る間隔も、合図の一部
光るホタルの中には、オスが光を出して相手を探し、メスが光で返事をするものがいます。合図は、光っているかどうかだけではありません。
光を出す長さや、次に光るまでの間隔にも、種類ごとの違いがあります。グレートスモーキー山脈国立公園では、こうした光り方を、仲間を見つける手がかりとして紹介しています。
すべてのホタルが、同じ光り方ではない
点滅のしかたが違うだけでなく、成虫が光らず、昼に活動するホタルもいます。日本でおなじみのホタルの光を、世界中のすべての種類へ当てはめることはできません。
ホタルを眺める機会があったら、明るさだけでなく、光がつく長さや間にも注目してみてください。小さな光のリズムが、相手と出会うためのやりとりになっているのですね。
ホタルの光には、相手を見つけてやりとりする役割もあります。光る長さや間隔は種類によって異なり、光らない成虫もいます。



