鳥が羽ばたくと、ばさばさと音がしますね。ところがフクロウの仲間には、羽音をかなり抑えて飛べるものがいます。
秘密のひとつは、飛ぶための羽にある、くしのようなふちや、やわらかな表面です。翼は大きさだけでなく、細かなつくりにも工夫があります。
羽の前側に、小さなくし
メンフクロウなどの翼を調べると、外側の飛ぶための羽の前縁に、くしの歯のような突起が見られます。まっすぐで硬い板とは、ふちの形が違うのです。
このような細かな構造は、翼の周りを流れる空気や、そこで生じる音に関わります。目立たない部分ですが、静かな飛び方を考えるうえで注目されています。
後ろのふちや、表面にも特徴がある
羽の後ろ側には、ふさふさしたふちがあり、表面にはビロードのような細かな毛状の構造もあります。くしの部分だけが、静かさの秘密ではありません。
研究では、これらの特徴に加えて、翼の形や飛び方も調べられています。それぞれが音をどう変えるのかには、今も研究が続く部分があります。
静かさも、暮らしに役立つ
フクロウは、周りの小さな音を聞くことも得意です。自分の羽音が控えめなら、音を頼りに周囲を探る暮らしにも都合がよさそうですね。
ただし、すべてのフクロウが、どんな場面でも完全に無音というわけではありません。鳥の飛び方を紹介する映像を見る機会があったら、翼の動きと、羽音の大きさの両方に注目してみてください。
フクロウの静かな飛び方には、羽のくし状のふちや、やわらかな表面などが関わります。完全な無音ではなく、音を抑える工夫です。



