頭の上に、猫の耳のようなものがぴんと立っているフクロウの仲間。あの部分で音を聞いているのでしょうか。

実は、耳のように見える部分は羽の束。本当の耳ではありません。

耳に見えるのは、立った羽

こうした羽の束は「羽角(うかく)」と呼ばれます。英語では「ear tufts」と呼ばれ、耳を連想する名前ですが、音を聞く器官ではありません。

Owl Research Instituteの解説でも、耳や角に似た部分は、頭から立ち上がる特殊な羽だと紹介されています。

本当の耳は、頭の横に隠れている

フクロウの本当の耳の入り口は、頭の左右にあり、羽に隠れています。外から見える羽角と、音が入る耳の位置は別なのです。

また、顔のまわりの羽の並びには、音を耳へ集める働きがあります。「耳っぽいところが耳」という見た目の印象だけでは、つくりはわからないのですね。

ぴんと立つ羽がない種類もいる

フクロウの仲間すべてに、目立つ羽角があるわけではありません。丸い頭に見える種類もいます。羽角が見えないから、音を聞けないというわけでもありません。

次にフクロウの写真や姿を見るときは、頭の輪郭を見比べてみてください。猫の耳に似ていても羽だったと知ると、顔の表情や形を見るのが少し楽しくなります。

頭の上に立つ「耳」のような部分は羽の束。本当の耳は、頭の横の羽の下にあります。