ジーンズの前ポケットに、指が少し入るくらいの小さなポケット。「ここには、何を入れるの?」と思ったことはありませんか。
リーバイスの歴史解説によると、もともとは懐中時計を入れるためのポケットでした。
腕時計ではなく、持ち歩く時計
懐中時計は、ポケットなどに入れて持ち歩く時計です。腕に巻く時計を思い浮かべると、この小さな入れ物の大きさが不思議に見えますね。
メーカーの説明では、1800年代後半には懐中時計が身近な持ち物だったため、前側の小さなポケットが時計用につくられたと紹介されています。
小さいポケットは、初期からあった
同社の歴史担当者による2021年の記事では、1873年の初期のジーンズにも、前の二つのポケットと時計用の小さなポケットがあったとされています。
そのころ後ろのポケットは一つだけ。1901年に後ろのポケットがもう一つ加わり、五つのポケットになったと説明されています。
小さな形が、昔の持ち物を伝える
つまり、小さな時計用ポケットが、最後に追加された「五つ目」だったわけではありません。見た目の印象から考える順番と、歴史は少し違うのです。
これは、リーバイスが公開する自社のジーンズの歴史です。今の使い道は人それぞれでも、もとの役割を知ると、いつもの服が昔の暮らしの名残を見せてくれます。
リーバイスの小さな前ポケットは、もともと懐中時計用。初期のジーンズから付いていました。



