筆箱で見かける、青・白・黒のケースに入ったMONO消しゴム。消しゴムとして販売される前は、別の商品のそばに付いていました。

それは、鉛筆のセットに付けられた「おまけ」の消しゴムです。メーカーのトンボ鉛筆が、当時の経緯を紹介しています。

1967年、鉛筆の箱にひとつ

1967年、トンボ鉛筆は「MONO100」という鉛筆を発売しました。その1ダースに、プラスチック消しゴムを1個付けていました。

目的は、鉛筆で書いた線を消しゴムで消せることを、使って実感してもらうためだったと説明されています。はじめから、消しゴムだけを売る商品として登場したわけではなかったのです。

消しゴムだけを売ってほしい、という声

メーカーによると、付属した消しゴムを気に入った人から、単独での販売を希望する声が寄せられました。

そこで1969年、消しゴム自体がひとつの商品として発売されます。鉛筆を支える役だった道具が、自分の名前で店頭に並ぶようになったわけです。

おなじみの三色にも、店頭での工夫

青・白・黒のケースは、1969年の製品化の際に登場しました。トンボ鉛筆は、小さな消しゴムが店頭で目立つよう、三色旗をイメージしたデザインにしたと紹介しています。

この記事は、メーカーが公開する沿革をもとにした、特定の商品の歴史です。見慣れた文房具も、たどってみると、思いがけない始まりを持っているのですね。

MONO消しゴムは、1967年の鉛筆の付属品が出発点。1969年に、消しゴム単独の商品になりました。