小学生の通学かばんといえば、ランドセル。日本で見慣れたものですが、「ランド」と「セル」を組み合わせた名前なのでしょうか。

名前のもとは、オランダ語で背負いかばんを指す「ランセル」だと、ランドセル工業会の歴史解説で紹介されています。

はじまりは、背中に背負うかばん

同工業会によると、幕末に輸入され、軍隊で使われた布製の背のうが、ランドセルの始まりとされています。

背のうとは、荷物を入れて背中に背負うかばんのこと。最初から、現在見かけるような、しっかりした箱型の通学かばんだったわけではありません。

学校で使うかばんへ

歴史解説では、1885年に学習院で、生徒が学用品を自分で持って通学するため、背のうが採用されたと説明されています。

背中に荷物をのせれば、両手をあけられます。背負うかばんの名前「ランセル」が、日本で「ランドセル」という呼び方になっていきました。なじみ深い名前の中に、外国の言葉が残っているのです。

名前のあとに、形も変わっていった

現在につながる箱型のかばんの始まりとして、同工業会は1887年に学習院への入学祝いとして贈られたかばんを紹介しています。

その後、素材や形、寸法が整えられていきました。ここでは一つの団体の歴史解説に沿って紹介していますが、名前の由来と、今の形ができる過程は分けて考えるとわかりやすいですね。

ランドセルの名前は、オランダ語の「ランセル」がもと。背負うかばんから、学校の通学かばんへとつながりました。