池のそばに、ちょこんと座るカエル。のどが渇いたら、水を口に入れてごくごく飲むのでしょうか。

カエルは、人とは違う方法で水分を補えます。おなかなどの皮膚から、直接水を吸収するのです。外側から体を包む皮膚が、水の入り口にもなっています。

おなか側にある、水を取り込む場所

ワシントン大学のバーク博物館は、カエルがおなかや太ももの裏側にある「ドリンキング・パッチ」と呼ばれる部分の皮膚から水を吸収すると紹介しています。

コップから飲む私たちとは、入り口が違うのですね。「飲む」と聞くと口を思い浮かべますが、動物の体には、別のやり方もあります。

しっとりした皮膚には、役割がある

サンディエゴ動物園は、カエルの皮膚が水を通す性質を持ち、湿った面から水を取り込めると説明しています。

皮膚は、空気や水に触れる体の表面です。カエルでは、呼吸にも関わる場所になっています。見た目のしっとりした印象には、体の働きとのつながりがあるのですね。

同じカエルでも、暮らす場所はいろいろ

カエルの仲間には、水辺で暮らすもの、木の上で暮らすもの、乾燥する地域にすむものもいます。どの種類も一日中水の中にいる、というわけではありません。

写真や映像で見かけたら、どんな場所で休んでいるかにも注目してみてください。小さな体と周りの水分が、思いがけない形でつながっています。

カエルは、おなかなどの皮膚から水を吸収できます。水分補給の入り口は、口だけとは限らないのです。