水面をすいすい泳ぐイルカ。魚のように見えるので、水の中でそのまま呼吸していそうですね。
でも、イルカは肺で空気を吸う哺乳類。頭の上にある「噴気孔(ふんきこう)」が、鼻の役割をしています。息つぎのために、水面へ上がってきます。
口先よりも、頭の上に注目
イルカの口元には、鼻のように見える長い部分があります。けれど、呼吸の空気が通るのは、頭の上の噴気孔です。
アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、この穴が鼻として働き、水面で空気を取り込むのに役立つと説明しています。水面に出たとき、どこから息をしているのかを知ると、顔の見え方も変わりますね。
海で暮らしていても、呼吸は肺で
イルカは、魚のようにえらで水中の酸素を取り込む動物ではありません。肺で呼吸するので、ときどき水面に戻って空気を入れ替える必要があります。
ずっと水の中で暮らすことと、水の中で呼吸できることは、同じではないのです。泳ぐ姿だけではわからない、体の中の違いですね。
赤ちゃんを、ミルクで育てる仲間
イルカは子どもを産み、母乳で育てます。こうした特徴も、哺乳類の仲間であることを示しています。
水族館や映像でイルカを見かけたら、泳ぐ速さやジャンプと一緒に、水面へすっと戻る場面にも注目してみてください。頭の上の小さな鼻が、海での暮らしと空気の呼吸をつないでいます。
イルカの鼻の役割をする噴気孔は、頭の上にあります。海に暮らすイルカも、肺で空気を吸って生きています。


