フラミンゴが、片方の脚を上げたまま、じっとしています。私たちならふらつきそうな姿勢で、なぜ休んでいられるのでしょう。
2017年の研究では、フラミンゴの体のつくりと姿勢が、少ない筋肉の働きで体重を支える助けになることが示されました。ずっと力いっぱい踏ん張っている、とも限らないのです。
一本の脚が、体の下を支える
ジョージア工科大学などの研究チームは、一本脚で立つフラミンゴの姿勢や、体重を支えるしくみを調べました。
その結果、特定の姿勢では、体の構造と重力の働きが組み合わさり、少ない筋力で安定した状態を保てることがわかりました。人が片足立ちを続けるのとは、体の条件が違うのですね。
骨を、かちっとロックするわけではない
研究チームは、このしくみを、骨が固定されるロックとは違うものだと説明しています。姿勢と体のつくりが合うことで、体重を受け止めるイメージです。
大切なのは、どんな姿勢でも力がいらないという意味ではないこと。研究で示されたのは、一本脚の特定の姿勢を支えられる、体のしくみです。
「なぜ立つか」と「どう立てるか」
フラミンゴが一本脚になる理由には、体の熱を保つことなども考えられてきました。この研究は、とくに「どうすれば長く立っていられるのか」を知る手がかりになります。
次に休んでいる姿を見たら、細い脚だけでなく、その真上にある丸い体の位置にも注目してみてください。何気ない立ち姿にも、生きものの体の面白さが詰まっています。
フラミンゴは、体のつくりと姿勢を生かして一本脚で休めます。研究では、少ない筋力で体重を支えるしくみが示されました。



