ゾウが長い鼻を水につける姿を見ると、「鼻が大きなストローになっているんだ」と思いますね。でも、そのまま水が胃へ流れていくのでしょうか。

実際には、鼻に水を吸い上げたあと、鼻先を口へ向けて、水を口に入れて飲みます。

鼻で集めて、口へ運ぶ

スミソニアン国立動物園の解説では、ゾウは鼻で水を吸い上げ、口へ吹き入れると紹介されています。

水につけた鼻を持ち上げ、内側へ曲げる動きにも意味があったのです。「吸い上げるところ」と「飲み込むところ」を分けて見ると、飲み方がよくわかります。

長い鼻は、鼻と上唇が一体になったもの

ゾウの鼻は、鼻と上唇が一体になった器官です。骨はなく、多くの筋肉などでできているため、細かく動かせます。

水を運ぶだけでなく、食べ物をつかんだり、においを調べたりもします。ひとつの長い器官が、いくつもの仕事をしているのですね。

水飲みの映像を、最後まで見てみよう

鼻先が水に触れている場面だけでは、ゾウの飲み方の途中しか見えていません。その後に鼻を持ち上げ、口へ向けるところまで見るのがポイントです。

動物園や映像で水飲みの場面に出会ったら、鼻の動きを追ってみてください。ストローに似て見える鼻が、水を集めて口へ届ける道具でもあると気づけます。

ゾウは鼻で水を吸い上げ、口に入れて飲みます。鼻から直接、胃へ流し込んでいるわけではありません。