お風呂につかっているような、カピバラの穏やかな顔。水に入ってじっとするだけの動物、と思っていませんか。
実は、カピバラは泳ぎが得意で、足の指の間には部分的な水かきがあります。陸を歩く足が、水の中でも役立っているのです。
小さな水かきが、泳ぐのを助ける
サンディエゴ動物園は、カピバラの足には少し水かきがあり、歩くことにも泳ぐことにも使われると紹介しています。
カモの足のように大きく広がる形を想像するかもしれませんが、カピバラの場合は指の間を部分的につなぐものです。前足の指は4本、後ろ足は3本。足元にも、その動物らしさが表れています。
水辺は、いつもの暮らしの場所
カピバラは中南米の川や池、湿地の近くなどで暮らします。タロンガ動物園も、水かきが水中での移動を助けることと、川辺や湿地などの生息環境を紹介しています。
草や水辺の植物を食べるカピバラにとって、水は景色の一部というだけではありません。毎日の暮らしとつながる、大切な場所なのですね。
顔にも、水に入るための工夫
目、耳、鼻の穴は、頭の上のほうにあります。体を水につけながら、それらを水面の上に出せるつくりです。
映像で泳ぐ姿を見かけたら、水面に出ている顔と、水中で動く足を見比べてみてください。くつろぎ上手な印象に、泳ぎ上手という一面も加わります。
カピバラの足には、部分的な水かきがあります。のんびりした顔の下には、水辺の暮らしを支える工夫が隠れています。


