水族館で人気のシロイルカ。真っ白な体を見ると、赤ちゃんも最初から白いと思いませんか。

実は、シロイルカの赤ちゃんは、暗い灰色をしています。白い親のそばを灰色の小さな個体が泳いでいても、違う種類とは限らないのです。

生まれたころは、暗い灰色

シロイルカは、ベルーガとも呼ばれる、歯を持つクジラの仲間です。名前にも見た目にも「白」の印象がありますね。

米国海洋大気庁NOAAの解説は、子どものころは暗い灰色で、成長に伴って皮膚の色が明るくなっていくと説明しています。体の色にも、成長の変化が現れます。

大きくなるにつれて、白い姿へ

灰色から白へは、ある日突然、絵の具を塗り替えるように変わるわけではありません。大きくなっていく時間の中で、徐々に白っぽくなります。

親子を紹介する写真では、大きさだけでなく、色の違いも観察の手がかりになります。「白くないからシロイルカではない」と考えると、小さな子どもの姿を見落としてしまいます。

色だけで、年齢がぴたりと分かるわけではない

一方、灰色なら必ず子ども、白ければ何歳、と正確に言い切ることもできません。アラスカのクック湾の調査では、灰色の母親と考えられる個体も記録されています。

写真では、光や撮影条件によっても色の見え方が変わります。水族館で親子を見るなら、個体の紹介や飼育員の解説も一緒に楽しむと、成長の話がよりよく分かります。白い体は、赤ちゃんのころからずっと同じではないのですね。

シロイルカの赤ちゃんは暗い灰色で、成長とともに白っぽくなります。ただし、色だけで正確な年齢は決められません。