ラムネを開けると、瓶の中へ落ちるビー玉。飲むたびに動くので、遊び心のある飾りだと思っていませんでしたか。
実は、開ける前のビー玉は、飲み口をふさぐ「栓」として働いています。業界では「ラムネ玉」と呼ばれます。
炭酸の圧力で、口に押しつける
全国清涼飲料連合会の説明によると、中の炭酸ガスの圧力で、玉と飲み口にあるゴムが密着し、栓になっています。
キャップで外からふたをする形とは違い、内側の圧力を利用して口を閉じるしくみです。透明な瓶の中で、まるい玉が大事な役を担っているのです。
開けると、玉は瓶の中へ
開栓のときに玉を押し下げると、飲み口をふさいでいた状態がほどけます。飲むころには瓶の中に見える玉も、その直前までは口の位置で働いていました。
玉が最初から、飲み物の中を自由に転がっているわけではありません。「開ける前」と「開けた後」で、居場所が変わるのです。
昔から、必ず玉の栓だった?
トンボ飲料の歴史解説では、普及当初にはコルク栓の瓶も使われていたと紹介されています。おなじみの玉入りの瓶にも、容器が変わってきた歴史があります。
次にラムネを見かけたら、飲む前の玉の位置にも目を向けてみてください。カランと動く小さなガラス玉が、栓だったと知るだけで、瓶の形が少し面白く見えてきます。
ラムネのビー玉は、開栓前には栓の役。炭酸ガスの圧力で飲み口のゴムに密着しています。



