宇宙飛行士の写真で見かける、白くて大きな宇宙服。なぜ白い色が選ばれているのでしょう。
船外活動用の宇宙服では、太陽から届く光のエネルギーを反射し、熱を吸収しすぎないようにすることが、白い外側の役割のひとつです。
白い外側で、受け取る熱を抑える
NASAの宇宙服担当者の解説では、外側が白いのは熱を反射するためだと説明されています。黒い外側なら、より多くの熱を吸収して温まりやすくなります。
地上で服の色を選ぶことを思い出すと、少し身近に感じられますね。宇宙服でも、色は温度を扱うための工夫の一部になっています。
色だけで、快適さをつくるわけではない
もちろん、白ければ普通の服で宇宙へ出られる、という意味ではありません。宇宙服には断熱のための層が重ねられています。
さらに、その内側には水を循環させる冷却用の衣服があります。体から出る熱も運び出しながら、活動する人を支えています。白い外側と、内側のしくみが一緒に働いているのです。
「宇宙で着る服」は、白だけではない
ここで紹介したのは、NASAの船外活動用宇宙服の説明です。宇宙船の中で着る服や、打ち上げ・帰還に使う服まで、すべて白いというわけではありません。
次に船外活動の写真を見たら、白い外側の下にも、熱を調整する工夫があると思い出してみてください。おなじみの姿に、設計の理由が見えてきます。
白い宇宙服の外側は、太陽から受ける熱を抑える工夫のひとつ。断熱や冷却のしくみも組み合わされています。



