氷を入れた飲み物を置いておくと、コップの外側に水滴が付きます。「中の水がしみ出した?」と思うくらい、ぬれることもあります。

でも水滴のもとは、まわりの空気にある水蒸気。冷たいコップで冷やされ、液体の水に変わったものです。

空気の中にも、水がある

空気には、気体の状態の水である水蒸気が含まれています。水蒸気そのものは透明で、普段は目に見えません。

コップの外側に水滴が現れるのは、この見えない水が集まり、目に見える液体へ変わったからです。

冷やされると、水滴になる

冷たいコップの近くでは、空気も冷やされます。水蒸気が液体へ変わる条件になると、表面に小さな水滴ができます。この変化を「凝結(ぎょうけつ)」と呼びます。

日常でよく使う「結露」も、このしくみです。水滴は外側で生まれていて、飲み物がガラスを通り抜けているわけではありません。

窓やメガネにも、似た現象がある

冬の窓に付く水滴や、冷えたメガネが暖かく湿った場所で曇ることも、同じように水蒸気が液体になる現象です。

水滴の付き方は、コップの温度や空気の湿り具合で変わります。次にコースターがぬれたら、「空気にも水が入っている」と思い出してみてください。見えないものが見える瞬間です。

コップの外側の水滴は、空気中の水蒸気が冷やされて液体になったものです。